こんにちはAkechiです
今日はユダヤ人の成功哲学タルムード金言集第3弾として
【金の冠をかぶった雀】について解説してみたいと思います
ユダヤ人とは世界中に約1500万人(世界人口75億人)しかいないのにも関わらず
ノーベル賞受賞者の25%がユダヤ人と言われています
また、世界の長者番付上位にはユダヤ人が多く存在している優秀な民族です
その優秀なユダヤ人の考え方の基礎が子供にもわかるように物語として
書かれた書物をタルムードと言います
※厳密にはヘブライ語で書かれたものしかタルムードと言いません
誤訳の可能性があるからです
今日はそのタルムードの中でもユダヤ人にとって利益や財産のついて書かれた物語である
【金の冠をかぶった雀】を紹介いたします
今日の記事を読むことでお金儲けの上手なユダヤ人の利益や財産の守り方に対する
考え方を学ぶことが出来ます
ビジネスにも役に立つと思いますので
是非最後までお付き合いください
金の冠をかぶった雀(物語あらすじ)
ソロモン王はユダヤ人で最も有名な王である
賢者の王は鷲の背中に乗って飛び回り領国内の隅々まで視察していた
ソロモン王がエルサレムよりはる遠くの領国を目指して飛んでいる時
体調が悪く鷲の背から落ちそうになったことがあった
それを見ていた雀が何百羽と協力しソロモン王を鷲の背から落ちないように支えた
これに感謝したソロモン王は雀に
「お前たち雀になんでも好きな物を与える」と言いました
雀たちは家に帰り何がよいか話し合いました
雀1「いつでも身を隠して置けるブドウ畑」
雀2「いつでも水が飲める池」
雀3「食べ物に困らないように落穂をまいてもらう」
雀4「ソロモン王と同じ様に冠をかぶりたい」
雀4は冠をかぶって飛ぶことで誇らしく格好が良いと言いました
すると、ほかの雀も賛成し冠をもらうことにしました
雀たちはソロモン王に
「ソロモン王と同じ様な冠をください」と言いました
ソロモン王は
「あまりその意見は良くないな もう一度考え直してきなさい」と言いました
雀たちは
「是非同じものをください」と言いました
ソロモン王はそれほど言うならと雀たちの願いを聞き入れました
金の冠をかぶったイスラエルの雀たちは誇らしげに空を飛び回った
すると
今まで雀に見向きもしなかった猟師たちは
金の冠をかぶっているために雀を狩るようになった
雀たちはみな撃ち落とされ
イスラエルの雀はとうとう5匹しかいなくなった
5匹の雀は命からがらソロモン王のところに行き
「冠をとってください」とお願いした
冠をとってもらった雀は徐々に数を増やし
元の暮らしができる様になりました
ここまでが物語のあらすじです
では、この物語で何が学べるか解説して行きます
金の冠をかぶった雀(解説)
ユダヤ人には目立つこと=危険という考え方がある
彼らは国が無く放浪の時間が長かった為
どの国にいてもよそ者扱いをされていた
そんな、常にアウェイな状況だったので身についた考え方だ
【金の冠をかぶった雀】の教訓は
財産を見せびらかすと身を滅ぼす
雀たちも冠をかぶっていなければ撃ち落されることは無かった
お金があっても貧者の様にふるまうことで財を守ることができる
ユダヤ人の母親は子供にこのように教えます
また、ユダヤ教では大きなお金を一度に儲けうるのではなく
小さな利益を積み上げる事が富を築くとされている
以前に解説したリンク【まほうのざくろ】
「ノーペイン、ノーゲイン」失った物(自己犠牲)の大きさが
自分が受けられる利益につながる解説をしました
ユダヤ人は常に
冠をかぶった雀にならないように(利益に浮かれない)
自分が受ける利益の「適正さ」を把握する訓練を積んでいます
日本人はどうか? Akechi的視点
ユダヤ人の考えでは
小さな利益をコツコツ積み上げる事をが大切だと教えている
日本人も勤勉で働き者が多い民族だと思います
また、国民の意識の中で「みんなと同じが安心」このような考えが
根づいている社会になっています
国民の気質はユダヤ人に似ている部分もあると直感的に思いました
大きな違いもあります
それは、国を持っていると言う事
日本は島国で他国からの侵略も少なく他国に占領されている事も
ほとんどありませんでした
それゆえに独自の文化と中国や朝鮮の文化を取り入れ現在に至ります
ユダヤ人の様に民族が放浪しながら生きながらえるような
事は無かったのです
今の世界における日本はどうだろうか?
アメリカ、中国にこれから主力産業のIT関連は先を越され
市場から後れを取っているのが現状です
日本の主力産業の自動車においても
つい最近テスラ(米企業)に抜かれ差をつけられている状況なのです
島国の日本を支えてきた輸出産業が弱体化しているのです
だからこそ今
たくましく他国で生き抜いてきたユダヤ人の知恵学ぶべき時だと思います
彼らはどの国にいても商売を通じて繁栄を続けてきました
彼らの知恵にこそ、日本をよみがえらせるヒントがあると思います
是非、皆さんも興味をもって読んでみてください
以上
今日はタルムード金言集より【金の冠をかぶった雀】について解説しました
適正な利益、財産の守り方について伝わればうれしいです
また、この本を読みたい方リンクを張っておきますので
購入してみてください
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また、Akechi的な考えも今回追加してみました
今後もユダヤ人の考え方を少しでも多く学び
ユダヤ人の哲学について、わかりやすく紹介できればと思います
タルムード金言集続編も考えていますので楽しみに待っていてください
では、また次の記事でAkechiでした
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