タルムード金言集より 「手と足と目と口一番偉いのはだれ?」

雑記・投資アドバイス
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こんにちはAkechiです

今日はユダヤ人の成功哲学タルムード金言集第4弾として

 【手と足と目と口一番偉いのはだれ?】について解説してみたいと思います

 

ユダヤ人とは世界中に約1500万人(世界人口75億人)しかいないのにも関わらず

ノーベル賞受賞者の25%がユダヤ人と言われています

また、世界の長者番付上位にはユダヤ人が多く存在している優秀な民族です

 

その優秀なユダヤ人の考え方の基礎が子供にもわかるように物語として

書かれた書物をタルムードと言います

 ※厳密にはヘブライ語で書かれたものしかタルムードと言いません

  誤訳の可能性があるからです

 

今日はそのタルムードの中でもユダヤ人の武器【交渉】ついて書かれた物語である

手と足と目と口一番偉いのはだれ?】を紹介いたします

今日の記事を読むことで交渉の上手なユダヤ人の考え方を学ぶことが出来ます

 

ビジネスに非常に役に立つと思いますので

是非最後までお付き合いください

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手と足と目と口一番偉いのはだれ?(あらすじ①)

人間には手は2つ、足も2つ、目も2つ、鼻の穴も2つと重要なものは2つある

ところが口は一つしかない

このことをユダヤ人は古来から議論してきた(これを議論するって凄い…)

それでは、物語を説明します

 

ある国の王様が不治の病になった

どの医者も王様を治すことが出来ず、王様はどんどん衰弱していった

そんな時ある祈祷師が通りがかり病気を診断した

 

祈祷師は

『この病気を治すには、世界で一番手に入りにくい母ライオンのミルクを飲ませるしかない』

と言いました

 そこで

【母ライオンのミルクを持ってきたものにはどんな褒美も取らす】

と御触書がでました

 

とは言っても母ライオンは近づくと子供を守るため皆かみ殺してしまう

褒美は魅力的だが国民は恐ろしくライオンのミルクを取りに行けなかった

 

しかし

村に住んでいた1人の若者がこれに挑んだ

彼の目と耳は相談し母ライオンを見つけた

 

彼はいろいろ考えた末

羊の肉を毎日与え 少しづつライオンに近づく作戦を考えた

若者は毎日この作戦を勇気を振り絞って実行した

 

何日も繰り返し両手、両足、両目は母ライオンに近づいて行った

そして遂に

母ライオンの警戒心を解き新鮮なライオンのミルクを手に入れました

 

ところが、王様のところに持っていこうとした時

目と、手と、足は喧嘩を始めた

 

目:俺のおかげで母ライオンとの距離を正確に測ることができたのだ

手:俺のおかげで母ライオンのミルクが絞れたんのだ

足:俺のおかげで母ライオンに一歩ずつ近づくことができたのだ

 

それぞれこのように主張していました

その時、今まで何もしていなかった口が

口:何を言っているのか。 偉いのは俺だと言いました

 

これには、目、手、足は猛反対です

 

 

ここで一回話を切りますね

さて、皆さんは目、手、足、口どれが一番偉いと思いますか?

マウス、スマホから手をはなして少し考えてみてください

 

目、手、足それぞれの言い分があり

皆さんも理解しやすいと思います

口は理不尽ですね

 

答えがまとまりましたか?

それでは続きを見ていきましょう

 

手と足と目と口一番偉いのはだれ?(あらすじ②)

王様にミルクを渡すとき口が勝手に話し始めました

口:王様ここに犬のミルクを持ってきました これで王様の病気は治ります

王様は大激怒して

王様:母ライオンのミルクを持って来いといったはずだ

王様:犬のミルクを持ってくるとは何と無礼な奴だ

王様:即刻処刑台に連れていけ

 

目、手、足は王様の怒りに震えあがり口に

『本当の事を言ってください』とお願いしました

 

口:それみろ、俺が一番偉かっただろ、褒美は俺がもらうぞ

目、手、足は渋々頷きました

 

ここまでが

手と足と目と口一番偉いのはだれ?】物語のあらすじです

次にこの物語から何を学べるか解説して行きます

ユダヤ人最大の武器は○○である

この物語から言葉の重要性を学んでいただきたい

目、手、足がどんなに努力しても

相手に伝え方を間違えると何にもならない事がわかると思う

 

これは、ビジネス、家庭、どんな場面でも共通している事です

ユダヤ人は口から生まれてきたと言われるくらい

議論が大好きな民族です

 

例え関係ない人同士が議論していても

勝手に割り込んで話を始めてしまう様なこともあるそうです

 

ユダヤ人がこのように議論が好きな理由は

彼らの根底に議論は一種の芸術という考えがあるからです

古代から聖書の解釈について何千回もの議論が行われてきました

その叡智を蓄積した書物がタルムードであり、彼らの知恵の源泉です

 

議論を正しく行うために彼らは質問を多くします

ユダヤ人は質問を通じて物事の本質をわかろうとするのです

 

疑問点を確認し更にそれを質問により深めることを理解、納得が得られるまで

繰り返すのです 

 

これは、ビジネス交渉でも必須ではありませんか?

自分たちの利益になるのか、相手に有利な交渉になっていないか

質問を繰り返し深めていくことが大切です

 

たとえ、お互いが合意できない結果になっても

良い議論ができた相手の事を忘れる事はありません

次のビジネスの機会があれば声をかけることにも繋がります

 

日本人は、議論を嫌うところがあります

忖度という言葉は議論と正反対な言葉です

 

日本人同士の交渉なら忖度も通用した時代があったと思いますが

今や数十億人がインターネットで交渉をする時代に変わり

現在も忖度してたらすぐ会社は倒産してしまう時代になっています

 

自社、自分のブレない考えを持ち相手が誰でも

しっかり意見を伝えられる力

疑問点について質問できる力

が極めて重要だと学んでいただければと思います

 

以上

今日はタルムード金言集より【手と足と目と口一番偉いのはだれ?】について解説しました

ユダヤ人の最大の武器交渉力は議論と質問をする習慣にあることが伝わればうれしいです

私たちも日ごろから議論をできる友人を作り

質問することで関係を深める事が出来れば良いですね

 

今後もユダヤ人の考え方を少しでも多く学び

ユダヤ人の哲学について、わかりやすく紹介できればと思います

タルムード金言集続編も考えていますので楽しみに待っていてください

では、また次の記事でAkechiでした

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